外構工事は依頼先で費用を安くできる！

2022 8/20

2022年8月20日

外構工事はどこに依頼するかにより、価格がだいぶ変わってきます。大きな資産でもある家の「顔」ともいえるエクステリア工事において、外構業者選びは非常に重要で信頼できる業者を選ぶことが重要です。
今回は、外構工事を「外構業者専門店」・「ハウスメーカー」・「ホームセンター」へ依頼した時のそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。今後、外構工事を依頼される際の参考にしていただけたらと思います。

外構業者専門店へ依頼した時のメリット・デメリット

メリット

１.工事費が安くなる

外構専門業者は、ハウスメーカーの外構工事に比べ、外構費を安く抑えることが可能です。
ハウスメーカーで外構工事を行う場合、業者へ依頼する中間マージンが発生しますが、外構専門業者の場合は、自社で管理・施工するため、中間マージン分のコストを節約することができます。
そうして節約できた費用を、よりグレードアップしたエクステリア商品に活用できるほか、他の生活費に充当することもできます。

２.デザインのバリエーションが豊富

外構工事専門店なので、外構デザインのバリエーションが豊富で、お客様が満足できる外構デザインにすることができます。
また、様々な住宅の外構工事を担当しているため、画一化されたハウスメーカー紹介の外構業者に比べ、豊富なデザイン知識・ノウハウを持ち合わせており、住宅の外観や土地の形状、気候特性などを考慮した提案が可能です。

3.対応が早い

ハウスメーカーの場合、営業マンが外構知識に疎く、下請けの外構業者も数多くの案件をこなしながらの対応になるため、トラブルが発生した際などの対応が遅くなりがちです。
その点、外構専門店に依頼をすれば、営業マンとの意思の疎通もしやすく、初期段階から打ち合わせもスムーズに展開するはずです。

デメリット

１.希望に合う業者を探す手間がある

業者選びがとても重要になってきます。お客様の納得のいくまで相談や説明をしてくれる業者を探してみてください。企業や担当者の信頼性、施工実績の有無など、複数の業者に相談して比較・検討してみることをおすすめします。
ゼロから外構業者を探すのは大変かと思いますが、そこに時間をかけることで中間マージンなどを支払うことなく、お得に外構工事を進めることができます。

ハウスメーカーへ依頼した時のメリット・デメリット

メリット

１.外構工事費を住宅ローンに含めれる場合も

外構工事は、基本住宅ローンに組み込むことができない費用です。しかし、家の建築を請け負うハウスメーカーへ外構工事も一括で依頼することにより、住宅ローンの中に外構費用を含めて審査を通すこともあります。

２.保証の安心感

外構業者でも独自の工事の保証を設定しているところがほとんどですが、大きな会社が間に入ってもらう安心感はあるかと思います。

３.家工事と外構工事の同時手配が可能

家の工事が終盤にさしかかると同時に、外構工事をはじめるケースが多く、工事自体もハウスメーカーの指定業者が行うので、外構工事完了まで手間が少なく済みます。
工事の関係上、家本体の工事と必ず同時に引き渡しされるとは限りませんが、ハウスメーカーの管理下で工事が行われるので、有能な営業担当者であれば工事連携はうまく取れます。

デメリット

１.工事費が高くなる

外構工事は、すべて下請け業者に依頼する形となるため中間マージンが発生し、工事費用は専門業者と比較して2～3割程度高くなってしまいます。家を建てる前の「ようへき工事」や「土留め工事」といった造成工事もハウスメーカーに依頼すると、費用は100万単位で違ってきます。

２.デザインのバリエーションに欠ける

指定の下請業者に決まったデザイン＆工事を発注しがちになります。
そのため、エクステリアの選択肢は「●●推奨商品」など、自社の住宅デザインに沿ったお決まりのエクステリア商品＆外構デザインから選ばせるように誘導する事例が多いようです。

３.外構工事やメンテナンス等対応が遅れがち

大手ハウスメーカーへ依頼をすると、取り扱っている物件数が多いことや、担当者も専門職では無く間に人を挟むのでどうしても対応が遅くなってくるかと思います。
また、担当者の知識不足により、必要な工事が抜けていたり、イレギュラーな工事を依頼した際に思わぬ発注＆工事ミスが散見されます。

ホームセンターへ依頼した時のメリット・デメリット

メリット

１.仕入れに余計な費用がかからない

ホームセンターは材料を売っている店舗のため、仕入れに関しては余計な費用がかからず、ハウスメーカーに比べればトータルの費用が抑えられます。
家内部のリフォーム工事も行っているので、家の外周り＆内装工事を一括で依頼したい方には、手間がなくおすすめです。

デメリット

１.工事の質や価格ともに怠る傾向

ほとんどのホームセンターでは、エクステリア専門の方が常駐していないため、もし依頼をしても他の業者へ下請けという形で工事を依頼する場合がほとんどです。そのため中間マージンが発生し、カーポートなどの特売商品の工事以外は、外構専門業者よりも価格が高くなる傾向にあります。
また、工事中のトラブルに関しても、担当者の工事知識が疎い場合が多く、事後対応処理が遅い場合が多いようです。

以上、外構工事の依頼先によるメリット＆デメリットについてご紹介しました。
外構工事を依頼する際は、複数の業者へ相談し、プラン内容の比較や見積項目の確認をするようにしましょう。
業者を探す手間を惜しんで、ムダな出費や工事自体も残念な結果となってしまうケースがよくあります。
「外構工事の費用の目安」や「失敗しない新築外構工事のポイント」なども参考にしながら、自身の価値観に合った外構業者に出会えるよう、時間をかけて比較・検討するようにしましょう。