素材別エクステリアメンテナンス方法
外構は、購入する際には色々なことを考えますが、実際に暮らしてみると、その存在が当たり前となり、メンテナンスをしないケースが少なくありません。エクステリア商品であっても、素材や種類によって適切なメンテナンス方法やタイミングが存在します。そこで今回は、素材別にエクステリアのお掃除方法をご紹介します。参考にしてみてください。
エクステリアメンテナンス
外構エクステリア商品の素材は、一般的に中性洗剤で洗えるものが多いです。ほとんどのエクステリアメーカーの説明書には、「薄めた中性洗剤を使用してください」という指示が記載されています。ここでいう中性洗剤は、一般的な食器用洗剤のことです。
洗剤の濃度は、0.5~1%ほどが適切で、具体的には、500mlのペットボトルに対して、ペットボトルのキャップ分の洗剤を入れるとちょうど良い量になるでしょう。
アルミ金属製(カーポート・フェンス)
カーポートやフェンスなど、ほとんどのエクステリア商品がアルミで作られています。これらを中性洗剤で洗った後、表面に傷がある場合は、シリコン系のスプレーを使って拭き取ると綺麗になります。
中が見えるほどの深い傷以外は、そのままにしておいて大丈夫ですが、柱が曲がっていたり格子が凹んでいるなど、強度に影響を及ぼすほどの傷は業者に相談してみることをおすすめします。
木目調にみえる素材
木目調の外観を持つ素材として、アルミに木目調のラッピングシートが貼られることがあります。このようなラッピング材の汚れは、消しゴムを使ってこすることで比較的簡単に取れます。ただ、メラミンスポンジを使用しないようにしましょう。メラミンスポンジはラッピング材の表面に傷をつけてしまう可能性があるので、文具用の消しゴムを使用することをおすすめします。
スチール素材(ポスト・物置等)
ポストや物置などの製品は、一般的にスチール(鉄)で作られており、表面に鉄が露出するとサビの原因となります。表面の塗装(塗膜)が剥がれてしまった場合は、塗料で補修しましょう。補修には、基本的にはメーカーが販売している専用の補修用塗料の使用をおすすめします。
ステンレス素材
ステンレス素材もサビる可能性があります。原因のひとつは、周囲からの「もらいサビ」です。特に鉄道が近くにある場合は、鉄粉が舞い込んできて表面に付着し、サビの発生を促すことがあります。防ぐ方法は、定期的な洗浄です。定期的に洗うことで、もらいサビの発生を防ぐことができます。
人工木や樹脂木のウッドデッキやフェンス
人工木には、時折黒い斑点ができることがあります。これらの斑点の正体はカビです。カビを除去するために、カビキラーなどの次亜塩素酸を含む洗剤を使用することをおすすめします。ごしごしと洗い、その後大量の水で十分に薬剤を流しましょう。もし薬剤が残ってしまうと、色むらの原因になる可能性があるため、しっかりと洗い流すことが大切です。
塩ビの床や樹脂素材(ポリカ―ボネート製の屋根材)
カーポートやテラスに使用される透明なポリカ―ボネートの屋根材も、中性洗剤を使って洗い流すことができます。ゴシゴシ洗うと傷つくことがあるため、できる限り洗い流すだけにしておくことがいいでしょう。
エクステリアをメンテナンスするタイミングは、基本的に年に1回してもらえたらよいかと思います。しっかりとメンテナンスすることで、綺麗な状態を保つことができるので頑張ってください。