エクステリア別メンテナンス方法
今回は、お庭にある様々なエクステリアアイテムのメンテナンスについてご紹介します。正しいケア方法を知っておくことで、寿命も伸びるので参考にしてみてください。
カーポートやサイクルポート
カーポートやサイクルポートのメンテナンスにおいて特に重要なことが、雨どいの管理です。雨どいのキャップを外してゴミを取り除くことで、詰まりを解消できます。また、定期的にぐらつきやサビの有無をチェックすることがとても大切です。特に台風や積雪などの自然災害があった後は、注意して見てみましょう。
カーポートやサイクルポートによく出る現象が音鳴りです。晴れた日にカーポートから、「バキ」と音がすることがありますが、これは日光によってポリカ―ボネートが温まって、膨張する際に発生するものなので、製品の性能に問題はありません。
テラス屋根・バルコニー屋根・テラス囲い・ガーデンルーム
カーポートと同様に、雨どいのメンテナンスとして雨どいのキャップを外してゴミを取り除くことが大切です。2階に設置されている場合、高所作業になるため。作業時には十分に注意してください。
フェンス・スクリーン
フェンスやスクリーンについては、地面やブロックに固定されているため、ほぼメンテナンスは必要ありません。ただ、台風後にはぐらつきがないか定期的にチェックすることが大切です。
また、水抜き用の穴がある場合は、ゴミが詰まっていないか確認しておきましょう。
特にメッシュフェンスにはキャップが付いている場合がありますので、その中の鉄心が外れていないかも注意が必要です。
ウッドデッキ
ウッドデッキのメンテナンスについては、いくつかポイントがあります。まず、飲み物などによるシミは、中性洗剤を使って洗浄しましょう。バーベキューなどでできた焦げや大きな傷は、サンドペーパーを使ってなぞることで目立ちにくくなります。ただ、化学製品や殺虫剤は、ウッドデッキの変色や変形の原因となることがあるので、使用する場合は注意が必要です。
ウッドデッキの上にアルミ缶や鉄製の缶を放置すると、輪染みやサビの移りが起こる可能性があるため、避けるようにしましょう。
カーゲート伸縮タイプ
よく忘れられがちな落とし棒の清掃がとても大切です。
駐車場には塵や埃が溜まりやすく、ゴミが落とし棒の中に溜まると、落とし棒としての機能が損なわれることがあるので、定期的に割りばしなどの道具を使って清掃を行いましょう。
また、キャスターの足元のナットが緩んでいることがありますので、定期的に締め直すことも大切です。
伸縮ゲートの破損の多くはキャスターに起因するため、これを定期的に点検し、必要に応じて締め直すことで、ゲートの寿命を延ばすことができます。
カーゲート跳ね上げタイプ
跳ね上げタイプのカーゲートには、ストッパーが付いています。長期間使用すると、ストッパーが短くなることがありますので、年に一度は必ず水平になるようチェックすることが大切です。
門扉
門扉も落とし棒のゴミ掃除が大切です。特に駐車場周辺では埃がたまりやすいので、定期的に清掃を行いましょう。
また、開閉時に鍵が引っかかる場合は、鍵前用の潤滑油を使用するか、鍵の部分を鉛筆でなぞることでメンテナンスが可能です。
立水栓
立水栓は氷点下4度以下になると、水道管の中の水が凍る可能性があります。その際に、凍った水が膨張して水道管を破損させることがあります。氷点下4度以下の気温が予想されるときは、以下の対策を取っておきましょう。
1.タオルなどで立水栓を巻いて保温する
2.水をチョロチョロと出し続ける。
これにより水の循環が保たれ、凍結を防ぎます。
※規定以下の温度になると水がチョロチョロと流れるアタッチメットが発売されているので、必要に応じて導入してみてください。
物置・屋外収納庫
物置は屋外に長期間設置されるため、ビスの部分にはサビが発生しやすいです。サビが見られる場合は、メーカーの純正塗料でメンテナンスするか、カー用品のタッチアップペンを代用することも可能です。
また、物置自体が傾いていないか、地面にブロックがめり込んでいないかも定期的に確認しましょう。傾きやブロックのめり込みがあると、物置の安定性や使用感に影響を与える可能性があります。
オーニングや日除け
キャンパス生地は消耗品であり、通常8〜10年で張り替えが必要です。定期的に生地の状態をチェックし、劣化や色褪せが見られる場合は早めに交換することが推奨されます。
収納式のオーニングを使用する際には、規定以上に出さないことが大切です。ストップの位置以上に出してしまうと、元に収納することが難しくなる場合があります。使用時は指示に従い、適切に操作しましょう。
ポスト・郵便受け
ポストはカーポートなどと比較して使用頻度が高く、また壊れやすいです。まず、ポストの中に水が浸入していないかを定期的に確認しましょう。特に雨風が直接当たる場所に設置されている場合は、シーリングが劣化している可能性がありますので、必要に応じて交換や補修を行いましょう。
また、ポストの開閉に違和感がないかも確認してください。スムーズに開閉できない場合は、ヒンジやロック部分に問題がある可能性がありますので、点検して調整が必要です。