駐車場工事のポイント

駐車場リフォーム工事

「車が増えたので駐車場を拡張したい」「除草が大変なので庭をリフォームして駐車場に変更したい」「駐車場部分が土のままなのでコンクリートにしたい」など、今ある駐車場やこれから設ける駐車スペースにおける最適なプランをお探しの方も多いのではないでしょうか。
駐車場工事では、こうした駐車場を中心とした外構スペースを、快適に暮らせる駐車空間へと生まれ変わらせる工事を主に行います。今回は、そんな駐車場工事におけるポイントや施工方法、費用などをご紹介していきます。

駐車場工事を依頼する前に

駐車場工事を依頼する際は、あらかじめ駐車スペースのサイズや車と人の動線、舗装面の機能性、防犯面などを考慮して進めていく必要があります。場合によっては、道路から引き込まれたガス管や水道管、雨水管や排水管などに注意を払いながら敷地を掘削する必要があるため、工期に余裕を持たせることをおすすめします。
ここでは、こうした駐車場工事や駐車スペースのリフォーム工事の前に、確認しておきたい要点をご紹介します。

レイアウトと動線の改善

駐車スペースの効率的な配置や車の進入・退出のしやすさを考慮したレイアウトの見直しが必要です。駐車場は道路に面しているため、車だけではなく人も含めた移動経路の改善、安全性の確保なども含めて設計するようにしましょう。

駐車場レイアウト
駐車場レイアウト

駐車スペースの確保

駐車場拡張によって新たなに駐車スペースを設ける場合、並列 or 縦列 or L字駐車にするのか、敷地の形・傾斜・道路幅・道路勾配も含めて駐車場計画を練る必要があります。前面道路の幅が狭い場合は、駐車場の間口を広めにしないと駐車する際に毎回ストレスを感じることになるため検証が必要です。
また、既存の門扉やブロック塀等を解体して拡張する場合は、撤去・廃棄処理など追加で工事費用が発生するため、予算段階で組み入れておきましょう。

駐車スペース
駐車スペース

照明とセンサーの設置

駐車場の照明を設置することで、夜間や悪天候時でも明るく安全な環境を構成することができます。駐車場照明には、人感センサーとソーラーパネルが内蔵されているセンサーライトのほか、カーポートへの内臓タイプのLED照明も展開されており、敷地や外構設備環境に合わせた夜の空間づくりが可能です。

駐車場照明
駐車場照明

安全対策の強化

駐車場内の安全性を向上させる場合は、監視カメラやセキュリティシステムの導入、前述のセンサーライトを含めた設計を検討する必要があります。また、駐車場内での歩行者と車両の分離や歩行者用の安全な通路の確保もポイントとなってきます。

駐車場の安全対策
駐車場の安全対策

バリアフリー対応

高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、そうした利用者に配慮した駐車場エリアのバリアフリー設計も検討しておきましょう。歩行者用のバリアフリー対応スペース、車両へのアクセスや移動経路の改善、車イスやベビーカーを利用する際の無理のない動線設計などが含まれます。

バリアフリー対応
バリアフリー対応

利便性の向上

利用者の利便性を向上させるために、電気自動車の充電設備の設置やサイクルポートの設置、植栽スペース確保や入口開閉ゲート設置など、ライフシーンにおいて必要性が高いアイテムやスペースを駐車場整備に合わせて検討しておきましょう。駐車場工事後に後から単発で工事を行うと、改めて解体作業等が発生しムダな出費となってしまうので、事前に必要な工事があれば同時に行うことをおすすめします。

駐車場設備
駐車場設備

駐車場リフォーム工事の舗装の種類

駐車場工事の舗装の種類には、砂利舗装・アスファルト舗装・コンクリート舗装・インターロッキングブロック舗装・人工芝舗装などがあります。ここでは、一般的な戸建て住宅で需要が多いコンクリート舗装・アスファルト舗装・砂利舗装の3つの舗装について紹介していきます。

砂利舗装

駐車場砂利舗装
駐車場砂利舗装

砂利舗装は、泥汚れや水たまりを手軽に防げる舗装として幅広く採用されている施工方法です。防草シートを敷かない場合は、費用も抑えることができ、厚めに敷くことである程度の防草対策にもなります。施工手順としては、地面を転圧し砕石を敷き、再度転圧する流れが一般的です。
砂利舗装の単価は、砂利の種類や量、防草シートの有無などによって変わりますが、1平米あたり約2,000円~8,000円ぐらいが目安です。

    メリット

    • 費用が安い。
    • 防犯対策になる。
    • 工期が短い。
    • 水たまりができない。

    デメリット

    • 石が飛び跳ねることがある。
    • 歩く際に足元が不安定。
    • 砂利が沈んで凹凸になりやすい。
    • 落ち葉など掃除がしにくい。

アスファルト舗装

駐車場アスファルト舗装
駐車場アスファルト舗装

一般道などでよく見かけるアスファルト舗装ですが、費用が安く工期も短く済むため戸建て住宅でも利用されています。コンクリート舗装などに比べ見た目が暗い印象にはなりますが、施工面積が広い場合は、コスト的にも大変魅力な工法といえるでしょう。施工手順としては、掘削・路盤の整成・アスファルト敷き・転圧の流れが一般的となります。
アスファルト舗装の単価は、1平米あたり5,000円前後が相場ですが、面積・地盤改良の有無・アスファルトの種類などによって変動します。

    メリット

    • 施工時間が短い。
    • 初期費用が安い。
    • 静音性が高い。
    • 走行性が高い。

    デメリット

    • 耐久性が劣る。
    • 夏場に柔らかくなりやすい。
    • 敷地が狭いと費用が高くなる場合がある。

コンクリート舗装

駐車場コンクリート舗装
駐車場コンクリート舗装

駐車場の舗装工事で最も利用されている施工方法です。見た目もシンプルで、どのタイプの住宅や外構にも合わせやすく、耐久性が高いのが特徴です。施工後もほぼメンテナンスフリーな点も魅力です。ただし、作業工程が砂利やアスファルトに比べ複雑なため、どうしても工期は長くなります。
また、コンクリートは外気の影響を受けやすく、施工後も目視では気づかないレベルで地盤沈下や収縮を繰り返す性質を持っているため、熟練した職人でもクラックや色ムラが発生する場合があるので注意が必要です。
駐車場コンクリート舗装の単価は、1平米あたり1~1.5万円前後が相場となります。車1台分のスペースを15平米とすると、1台分の駐車場をコンクリートで作る時にかかる費用は約15~20万円前後です。

    メリット

    • 耐久性が高く、長期的に使用できる。
    • 雑草が生えにくく、メンテナンスが楽。
    • 水たまりができにくい。
    • 見た目がシンプルで、景観を損なわない。

    デメリット

    • 施工費用が高い。
    • 工期が長い。
    • ヒビ割れや色ムラなどが発生する場合がある。
    • 雨の日は滑りやすくなる。

駐車場の主なタイプ

戸建て住宅における駐車場のタイプとしては、オープン外構での舗装のみのタイプ・カーポート設置タイプ・ガレージタイプの3パターンに分かれます。お住まいの気候特性や利用環境に応じて選びいただければと思います。

舗装のみの駐車場

屋根等を設けず、コンクリートやアルファルト舗装したままの状態の駐車場です。他のタイプに比べ、雨・霜等の影響を受けますが、コストを抑えて駐車場工事や外構リフォームをお考えの方におすすめです。構造物を設けないため開放的な外構空間を演出することができます。

駐車場舗装
駐車場舗装

カーポートを設置した駐車場

片側支持・両側支持など駐車スペースに合わせてカーポートを設置した駐車場です。カーポート自体も各メーカーから様々な製品が販売されているので、住居や外構の雰囲気に合ったお気に入りのカーポートを選ぶことができます。また、敷地に余裕がある場合は、間口にゲートやシャッターを設け、防犯性を高めた仕様にすることも可能です。なお、豪雪地域や台風の多いエリアにお住まいの場合は、耐雪・耐風タイプのカーポートの設置をおすすめします。

三協アルミ カーポートF II
参照:三協アルミ カーポートF II
カーポートSC
参照:LIXIL カーポートSC

ガレージを設置した駐車場

ガレージタイプとは、駐車場の三方向が壁に囲まれた仕様の車庫スペースです。雨や風から愛車を守ってくれ、防犯性が最も高いタイプとなります。仕様としては、コストパフォーマンスに優れた市販タイプのものから、数百万以上かかるオリジナル仕様まで幅広く存在し、車愛好家にとっては理想の駐車環境といえるでしょう。ただし、ガレージは建物と同じ扱いとなるので、建築確認などの申請手続きが必要となり、固定資産税の対象となります。

三協アルミ ビームス
参照:三協アルミ ビームス
LIXIL スタイルコート
参照:LIXIL スタイルコート

今回は、駐車場工事について紹介しました。駐車場工事は、ご依頼いただく際もあまり深く検討せずにご相談にいらっしゃる方が多くみえます。しかしながら道路に面した駐車場は、玄関アプローチ含め人目に付くと共に、毎日の生活動線に含まれる大変重要な部分です。新築外構および外構リフォームいずれの工事においても、本記事を参考にご自宅に最適な駐車スペースをご検討いただければ幸いです。


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エクステリア工事
引用元:LIXILカーポートSC

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