ブロック塀のリフォーム方法ご紹介!費用感や注意点も

ブロック塀についてお悩みですか?ブロック塀の劣化や見た目が気になったらリフォームを検討するタイミングかもしれません。
この記事では、フェンスの後付けや化粧パネルの設置など、目的や状態に応じたブロック塀のリフォーム方法や費用目安、リフォームする際の注意点をわかりやすく解説していきます。
ブロック塀リフォームの方法と費用相場




ここでは、ブロック塀をリフォームする5つの方法について解説していきます。
既存ブロック塀の状況を踏まえながらそれぞれの特徴について学び、最適なリフォーム方法を見つけていきましょう。
【ブロック塀のリフォーム方法と費用目安】

高圧洗浄と塗装によるブロック塀の美観回復
経年劣化で汚れや黒ずみが目立つブロック塀には、高圧洗浄と塗装によるリフォームが効果的です。外観の汚れが改善されるだけでなく、塗膜により防水性・耐久性も向上します。工期が短く費用も抑えやすいため、部分的な美観リフォームを検討している方におすすめです。
特徴
- 施工期間が短く、コストも比較的安価
- 劣化や汚れが軽度の塀に適している
- カラー選びで印象を大きく変えられる
費用の目安
費用は1平米あたり約8,000円~16,000円が相場です。洗浄と塗装を組み合わせた比較的安価な方法ですが、下地の状態によっては補修費が別途必要になることがあります。
ジョリパットなど左官仕上げでのデザイン性向上
既存のブロック塀の上からジョリパットなどの左官材を塗ることで、特徴ある質感とカラーで美しい塗り壁に仕上がります。古びた塀でも素材感が楽しめるデザインに生まれ変わるのが魅力です。仕上げのパターンや選択するカラーによってはホコリや汚れが目立つ場合があるので、製品選びに注意が必要です。
特徴
- カラーや質感で自由なデザインが可能
- オリジナル感を出したい場合におすすめ
- 製品によってはホコリや汚れが目立つ場合も
費用の目安
費用は1平米あたり約10,000円~20,000円が相場です。パターンやグレードにより金額が変動しますが、デザイン性とコストのバランスがとれた方法です。
ブロック塀上部カットとフェンス後付けによる開放感の確保
ブロック塀が高すぎて圧迫感がある場合には、上部を一部カットし、軽量なアルミフェンスなどを後付けする方法があります。見た目がすっきりするうえに風通しや防犯性向上も期待できます。既存塀の構造を活かしつつ、倒壊の危険性を軽減した負担の少ないリフォームです。
特徴
- 視界が開けて防犯性も改善
- フェンスのデザインも選択肢が豊富
- 塀の状態によっては施工できない場合もある
費用の目安
費用は1平米あたり約15,000円~35,000円が相場です。既存塀のカット作業、フェンス取付、必要に応じた下地補強などが含まれます。コストを抑えながらも外観と機能性を改善できる方法です。
既存ブロック塀に化粧パネルで外観リニューアル
既設のブロック塀の上にアルミ製の化粧パネルやタイルなどを施工することで、塀を壊さずに見た目を一新できる方法です。比較的短工期で高級感のあるデザインが実現でき、ホコリや雨だれが付きにくくメンテナンスも楽なのが特長です。
特徴
- 塀を壊さずに美観を大幅に改善可能
- 耐候性もあり長期間美しさを維持
- 構造によっては施工できない場合もある
費用の目安
費用は1平米あたり約20,000円~40,000円が相場です。化粧パネルの材料費のほか、下地処理や固定金具なども必要になるため、リフォーム全体としては中~高価格帯に分類されます。
ブロック塀撤去と新規フェンス設置による安全性の向上
老朽化したブロック塀をすべて撤去し、新たにフェンスを設置する工事方法です。ひび割れや傾き、倒壊の危険性がある場合には、撤去して一新するのが最も安全な施工方法となります。特に、通学路に面した土地や人通りの多い道路沿いのリフォームに最適です。
また、ブロック塀を根本から取り壊すため、目的に合わせて自由度の高い施工が可能です。
特徴とメリット
- 安全面での安心感が高く、倒壊リスクも軽減
- 家全体の印象を大きく変えることができる
- 設置環境により撤去費用が嵩む場合も
費用の目安
費用は1平米あたり約20,000円~45,000円が相場です。既存塀の解体・廃材処分・新規基礎工事・フェンス材料費などが含まれるため、他のリフォーム方法に比べてやや高めですが、その分、安全性とデザイン性の両立が可能です。
ブロック塀リフォーム時の注意点とポイント
ここからは、ブロック塀をリフォームする際の5つの注意点について解説していきます。
意外と見逃しがちな点もあるので、リフォーム後に後悔することがないよう各項目にしっかり目を通しておきましょう。
既存ブロック塀の劣化具合の自己判断は要注意

既存のブロック塀に、大きなひび割れや傾きが見られる場合、表面的な補修だけでは安全性が確保できません。
特に築年数が古い塀は、内部の鉄筋が腐食している可能性もあるため、外構業者による診断を受けることが重要です。
構造的に問題がある場合は、軽微なリフォームではなく撤去・新設を検討する必要があります。ひび割れが目立つ場合は自身で判断せずに、適切な対処をするようにしましょう。
隣地境界の確認とトラブル防止策

ブロック塀の設置位置が境界を越えていると、隣地トラブルに発展する恐れがあります。境界が曖昧な場合は、必ず事前に境界杭や登記図を確認し、隣地境界を明確にしておきましょう。
また、境界が不明な場合は、土地家屋調査士に依頼することも検討しましょう。近隣トラブルを未然に防ぐためにも、境界の確認は必須です。
ブロック塀に関する建築基準法への適合性の確認

ブロック塀のリフォームを行う際は、建築基準法に適合しているかの確認が不可欠です。
例えば、塀の高さが地盤から1.2mを超える時は、長さ3.4m以内ごとに控え壁が必要です。リフォームしたブロック塀がこれらの条件を満たしていない場合、行政指導や行政処分、罰則が科される場合があります。
リフォーム時には、法適合の有無を必ず確認し、必要に応じて改善するようにしましょう。
将来的なメンテナンスや維持費用も考慮する

ブロック塀をリフォームする際は、見た目だけでなく、先々の維持管理も考慮することが重要です。素材によっては汚れが目立ちやすかったり、塗り直しが定期的に必要だったりする場合があります。
リフォーム費用が安くても、長期的なコストが高くなることもあるため、耐久性やメンテナンス性を考慮したリフォーム方法選びが大切です。
DIYリフォームのリスクと専門業者の活用

DIY好きの方の中には、ブロック塀のリフォームを自身で施工しようと考える方もいるかと思います。
しかし、専門的な知識が必要なブロック工事を自身で行うことは、非常にリスクが高く危険です。
作業時に道路や外壁をキズつけてしまったり、強度基準を満たしていない場合は倒壊する可能性もあります。
ブロック積み・解体工事が必要な場合は、安全性を確保するためにも外構業者に依頼するようにしましょう。
ブロック塀リフォームに活用できる補助金制度
ブロック塀のリフォームには、自治体によって解体・撤去の補助金制度が用意されている場合があります。
特に、老朽化による倒壊リスクがある塀や通学路に面した塀などは、安全対策の一環として補助対象となることもあります。工事費用の一部が助成されることで、費用負担を軽減しながら安全性を確保できます。
リフォームを検討中の方は、着工前にお住まいの市区町村の補助金制度を確認し、条件に該当するかをチェックすることをおすすめします。
補助金については「ブロック塀の撤去・解体で補助金が出る!?」でも紹介していますので参考にしてみてください。
ブロック塀リフォームに関するよくある質問(FAQ)
ブロック塀のリフォームを検討する際によく寄せられる質問をまとめてみました。施工方法や費用、工期など、気になる疑問を事前に解消して、安心してリフォーム工事を進めていきましょう。
Q.ブロック塀のリフォームはどのタイミングで行うべきですか?
Q.ブロック塀のリフォーム費用はどのくらいかかりますか?
Q.ブロック塀をDIYでリフォームすることは可能ですか?
Q.ブロック塀をすべて撤去するリフォームは可能ですか?
Q.フェンスの後付けはどんな塀でも可能ですか?
Q.外構リフォームの一環でブロック塀をきれいにしたいのですが可能ですか?
Q.高さのあるブロック塀は撤去したほうがいいですか?
Q.ブロック塀のリフォームに補助金は使えますか?
Q.リフォームの工期はどのくらいかかりますか?
ブロック塀のリフォーム方法まとめ
今回はブロック塀のリフォーム方法や注意点について解説してきました。
ブロック塀の汚れ・劣化は見た目だけでなく、安全性にも関わります。外構業者に劣化の状態確認・調査などを依頼し、適切な対応を取るようにしましょう。
ガーテリアでも、ブロック塀の解体・撤去をはじめとする様々な外構リフォーム工事を提供しています。もしリフォームでお悩みでしたら、ぜひお気軽にガーテリアまでご相談ください。