外構工事を行うタイミング
新しい家を建てることを決めたら、建物の内装や間取りだけでなく、外構工事も同時に考え始めることが大切です。家の外観や使い勝手を左右する外構は、予算を適切に考慮することが必要ですが、意外と見落とされがちです。今回は、新築の際に外構工事を見落とさないためのポイントについてご紹介します。
①家を建てることが決まったら、外構も同時に考える
新築を検討する場合、家を建てることが決まった段階で外構工事の計画を立てることをおすすめします。建物の外観や内装だけでなく、将来の生活スタイルや好みに合った使い勝手やデザインも重要な要素です。建物と外構を理想的に組み合わせる計画を立てておけば、後で後悔することを避けることができます。
また、建物が建設中や完成後に外構工事を始めると、既に生活設備(水道メーターや排水、雨水桝、配管など)が設置されていることがあります。そのため、外構プランに制約が生じる可能性が高く、設備の移動や変更により追加コストが発生することがあります。
②ライフスタイルのイメージを考えよう
家族構成を考える際に重要なのは、現在の状況だけでなく、将来の家族構成も考慮することです。子どもの成長や親との同居など、家族が増えたり減ったりする可能性もあります。そのため、将来の状況に合わせた外構プランが必要です。家族のライフスタイルはそれぞれ異なります。どのような生活を送りたいかを話し合い、外構プランを立てましょう。
③大まかな外構予算を立てましょう
エクステリアや外構工事の予算は、意外と見落としがちな項目です。建物の建築が進むにつれて、追加工事や家電製品の購入などで予算が使われてしまい、外構工事に充てられる予算が不足することがあります。その結果、外構プランが変更されることもありますが、何度も変更されると最初のイメージから逸れ、理想の外構プランに近づけない可能性があります。建築計画を始める段階で、外構予算を決め、大きく変動しないようにすることが重要です。
外構工事の予算を立てる際には、以下のポイントに注意しましょう。
建物の予算とバランスを取る
建物の予算と外構工事の予算をバランスよく設定しましょう。外構に十分な予算を割かないと、理想の外構プランを実現することが難しくなります。
追加工事や家電製品の予算も考慮する
建物の建築中に追加工事が発生したり、家電製品の購入などで予算が変動する可能性があります。外構工事の予算設定時に、その余地を考慮しておくことが大切です。
変更の回数を抑える
外構プランの変更は、最初のイメージから逸れる可能性があります。予算の変動を抑え、何度もプランを変更しないようにしましょう。
外構工事の予算は、建築計画の重要な要素の一つです。建築計画をスムーズに進めるためにも、外構予算の設定には十分な注意を払いましょう。
④外構のプランニングと業者選定方法について
情報の集め方
外構の設計や施工業者情報は、インターネットやSNS、身近な友人や知人から集めることができます。特に、インターネットやSNS上で情報を収集するのが効率的です。ホームページやSNS等を積極的に活用している施工業者は、施工実績やノウハウが豊富な傾向がありますので、その中から信頼できる業者を選ぶのが良いでしょう。
聞き上手話し上手
業者の選定に関しては、コミュニケーション力も重要です。業者がお客様の要望を丁寧に聞いてくれるか、そして的確なアドバイスや提案をしてくれるかを見極めることが大切です。また、不安や疑問に対して適切な説明をしてくれるかもチェックポイントです。
デザイン・設計・見積もり・施工のすべてを行うか
外構のプランニングから施工までを一貫して行う業者は、提案力や施工品質の面で安心感があります。自社管理施工することで、無駄のない工事段取りや外構イメージを正確に把握することができます。見積りの明瞭さや価格の適正なのかも確認しましょう。
また、他社よりも極端に安価な業者には注意が必要です。職人の質が低かったり、必要作業の簡素化を図る恐れがあります。
外構プランと見積もりの両方を提出してもらい、不明な点は質問を繰り返し比較検討することが重要です。
外構工事は、家をより美しくそして過ごしやすくするための貴重な工事です。しっかりと、計画を行い正しい流れで外構工事を進めることにより、あとから「こうすれば良かった」などという後悔も少なくなるでしょう。今回の記事を参考にして外構工事を進めてみてください。