虫が付きにくい植栽を厳選してご紹介!

お庭をつくるにあたり、お洒落な植栽を植えたいと思われる方、多いのではないでしょうか?
今は、庭や自宅のシンボルとなる「シンボルツリー」を植える方が増えてきています。
しかし、虫が出ないか心配する人は多いのではないでしょうか。虫嫌いな人はもちろん、害虫駆除の手間もかかり、後になり「植えなければよかった・・・」と後悔してしまうかもしれません。
そこで、今回は虫の少ない木を厳選してご紹介させていただきます。
虫が付きにくい植物
オリーブ

オリーブオイルの原料となるオリーブは1年中葉が緑のままの常緑樹で、成長も早く花や実も楽しめるため、シンボルツリーとして人気があります。楕円形の葉っぱや白い幹がおしゃれなのがポイントです。オリーブの葉や実には、虫が嫌いな「オレウロペイン」という成分が含まれており、虫を寄せ付けにくい効果があります。
シマトネリコ

綺麗な緑の細かい葉が爽やかなシマトネリコは数本の枝が根本から伸びた樹形に仕立てて植えるのが人気です。枝が勢いよく伸び大きくないやすいので、樹形を保つためにこまめな剪定が必要になります。
ミモザアカシア

春頃に黄色い花をたくさんつけるミモザは、薄緑の細かい葉もおしゃれで可愛く、庭に植える方も増えてきました。虫がつきにくくシンボルツリーにおすすめの木です。花が咲いたあと、夏までに剪定をすれば次の年も綺麗な花を楽しむことができます。枝が伸びすぎると折れやすいため気を付けるとよいでしょう。
キンモクセイ(金木犀)

秋頃に小さなオレンジ色の花を咲かせます。良い香りがするのも特徴で香水やフレグランスなどにも使われています。
硬く半光沢のある葉は病害虫に強く、年中青々としています。
成長スピードはゆっくりで、葉の密度の調整が難しいので、年に1回ほどの定期的な剪定を行うことがおすすめです。
キンモクセイは虫が付きにくい木ですが、「カイガラムシ」や「ハダニ」の発生には注意してください。被害を受けると、葉がくすんだ色になり見た目も悪くなるので、発見したら早めの駆除が必要です。
ジンチョウゲ(沈丁花)

沈丁花は光沢のある葉をもつ常緑樹で、丈夫で虫もつきにくいです。春頃に良い香りの花が咲きます。毎年、春の訪れを感じることができるでしょう。
成長が遅く丈夫で虫もつきにくく、剪定する必要がないため、比較的簡単に育てることができます。水やりや肥料もそこまで神経質になる必要がなく、しっかり日の当たるところに植えれば大丈夫です。
ゲッケイジュ(月桂樹)

常緑樹で成長が早く、芽吹きも良いため生垣やシンボルツリーとしてもおすすめな木です。
自然の防虫剤としても活用できます。
トキワマンサク

春頃に細長い花をつけます。生垣やシンボルツリーとしても人気です。葉が生い茂っていくスピードは速いため定期的な剪定が必要になりますが初心者でも育てやすい植物です。
虫の少ないトキワマンサクですが、葉の汁を吸う「カイガラムシ」には注意が必要です。発見したら、早めの駆除をおすすめします。
カイヅカイブキ

細かい葉が隙間なく生えて、しっかりと目隠しをしてくれるカイヅカイブキは、虫がつきにくく生垣によく使用されます。最近は新しく植える方が減っていますが、人気だそうです。
成長スピードは速く、定期的な剪定が必要でお手入れが大変かもしれません。
虫が付くのを防ぐためにできること
虫の少ない木をご紹介させていただきましたが、完全に虫を防ぐことは難しいかと思います。害虫被害を少しでも減らすことができることを簡単にまとめてみました。
参考にしてみてください。
植える前
・日当たりがより場所へ植える
・他の植物との間隔をあけて植え、風通しがよくなるようにする
・葉が青々した元気な木を選ぶ
植えた後
・定期的に防臭剤や薬剤を撒く
・定期的に剪定を行う

害虫は湿気を好むため、剪定を定期的に行うことで、木が蒸れなくなり虫が発生しにくくなります。また、薬剤を適時散布することで予防もできます。もし、虫が発生しても適時剪定していれば駆除はしやすくなり、害虫の発生を少しでも予防することができるので頑張ってください。
まずは、虫がつきにくい植栽を選んでみることをおすすめします!!