外構費用を安く抑えるには?プロが教える6つのコツと注意点

外構費用を安く抑える方法には、「優先順位を絞る」「シンプルな外構にする」「素材を変える」「複数社に見積もりを依頼する」「DIYに挑戦する」「予算を伝えておく」などがあり、具体的にどうすればいいか悩んでいる方も多いかと思います。
この記事では、外構費用を上手に抑えつつ、満足度の高い外構を実現するための具体的なポイントと注意点をわかりやすくご紹介します。
外構費用を安く抑える6つのポイント
「おしゃれな外構にしたいけど、予算的に厳しいかも‥」そんな時に知っておきたいのが、外構費用を安く抑える方法です。
ここでは、プロ目線でおすすめできる「費用を抑えて、満足度も高い外構を叶えるためのポイント」を6つにまとめてご紹介します。
1. 外構の施工範囲と優先順位を絞る

2. シンプルな外構設計にする

3. 自分でできる工事はDIYに挑戦

最近では、ホームセンターや通販でも外構資材が手に入りやすくなっています。
費用を抑えるために、自分でできるところはDIYに挑戦してみてもいいでしょう。
花壇づくり・砂利敷き・郵便ポストの設置などは、自分で行うことで施工費を節約することもできます。
もちろん、無理をせず外構業者に任せるべき部分としっかり分けておくことが大切です。
外構業者に相談すれば、「DIYできる工事」と「業者に任せるべき工事」を明確にしたうえで、最適なプランを提案してもらえるでしょう。
4. 素材を変えてコストダウン

5. 外構見積を複数社に依頼してみる

外構工事は、同じ内容でも業者によって見積もり金額に差が出ることがあります。
まずは、2〜3社ほど見積もりを依頼し、比較してみましょう。
複数社に見積もりを依頼することで、外構費用の相場を把握でき、見積もり内容が妥当かどうかも判断しやすくなります。
その際に大切なのが、金額だけでなく、自分の要望を叶える外構プランかどうか、現実的な予算感、業者に対する信頼度などを含めて総合的に判断することです。
費用面だけで判断し、後々トラブルにつながった事例が散見されています。高額工事の場合は特に注意するよう心がけましょう。
6. 目安の外構予算を予め伝えておく

予算をあらかじめ伝えることは、費用を抑えて理想の外構をつくるための第一歩です。
ある程度予算が明確であれば、業者側も予算を考慮したプラン作成ができ、予算内でできる最適な外構プランを引き出せる可能性が高まります。
ただし、外構見積もりの多くは、「想定より高かった」と感じる場合が多いため、まずは現実的な費用感を共有することが大切です。
「外構予算はこれだけ」「できればこれぐらいで」など、自分なりの費用感を予め持っておくと、相談する際もより具体的に進めることができます。
外構費用を抑える際の注意点
外構費用を抑える工夫をいくつか挙げましたが、気をつけておきたい落とし穴もあります。
「安くできたけど、仕上がりに不満が残った…」「思ったより追加費用がかかってしまった…」そんな後悔をしないためにも、費用を抑えるのと同時に、見落としやすいリスクについても理解しておくことが大切です。




安さだけで外構業者を選ばない
外構工事は、費用も高額になりがちなため、できるだけ安く抑えたいと思うのは当然のことです。
しかし、「とにかく安く!」という考えだけで、インターネットのランキングサイトで格安業者に依頼してしまうと、後々トラブルに巻き込まれるリスクもあることを忘れてはいけません。
実際に、格安外構をうたう業者の中には、施工の質が低かったり、必要な工程を省いたりといったケースが見受けられます。
「完成した直後は素敵に見えたけど、台風で傾いてしまった」「連絡がつかず修理にも応じてもらえない」といったトラブル事例も少なくありません。
だからこそ大切なのは、費用面だけでなく、その業者の対応の丁寧さやサポート体制など、総合的な信頼性を見極めたうえで選ぶことが重要です。
外構工事完了後の追加費用に要注意
外構工事の契約をした時点で「これなら予算内でいけそう」と安心してしまう方も多いですが、工事が終わってから「見積もりに含まれていなかった費用が追加で発生した」というケースは少なくありません。
例えば、掘削作業・残土処分・排水設備の整備・電気工事など、土地の状態や施工状況によって、当初の計画に含まれていなかった作業が必要になる場合があります。
また、「一式」といった曖昧な表記の見積書は要注意です。何にいくらかかっているのかが不透明なため、後から追加請求されても反論しにくく、トラブルの元になりやすいのが実情です。
こうした事態を防ぐには、契約前に見積書の明細をしっかり確認し、「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を明確にしておくことが重要です。
住宅全体とのバランスも意識する
外構費用を抑えることは大切ですが、コスト削減を優先しすぎると、住宅全体のデザイン観や周囲との調和が図れず、全体の印象がぼやけてしまうことがあります。
例えば、モダンなデザインの住宅に対して、ナチュラルな素材感のアイテムを設置すると不自然感が否めず、住まいの魅力も半減してしまうでしょう。
こうした事態を避けるためには、外構完成イメージと実際の工事結果が相違ないよう、現地調査やCAD図面で随時確認を行いながら計画を進めていくことが大切です。
費用を抑えながらも満足のいく外構にするためには、住宅の外観や敷地条件も考慮した、バランスの良い外構を目指すようにしましょう。
外構費用を安く抑える際のポイントまとめ
外構工事は、工夫次第で費用を抑えながら理想の仕上がりを実現することができます。
施工範囲の見直しやシンプルな設計、素材の選び方など、少しの工夫が大きなコストダウンにつながることも少なくありません。
一方で、価格だけにとらわれすぎると、思わぬトラブルや後悔を招く可能性もあります。
見積もりの内容をしっかり確認し、業者との信頼関係や住宅全体とのバランスにも目を向けながら、総合的に判断することが大切です。
費用を抑えながらも納得のいく外構をつくるために、自分の理想とする外構イメージや現実的な外構工事の費用相場、そして信頼できる業者とのバランスを取りながらプランを立てていきましょう。
新築外構をお考えの方は、こちらの「新築外構を100万円までに抑えたい方へ」も参考にしてみてください。