お庭に桜の木をおすすめしない理由

桜はとても綺麗で日本人にとても愛されている木です。お庭に桜の木を植えたいと思われる方も多いのではないでしょうか?しかし、桜の木を植えることはあまりおすすめ出来ません。いくつか理由があるのでご紹介いたしますね。
桜の木について

桜はバラ科の落葉広葉樹で、春に桜色と言われるピンクや白色の花を咲かせます。
開花は、通常3月から5月です。
成長が早く大きく育ち、根もよく張ります。
桜の花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」です。
桜の木をお庭に植えることをおすすめしない理由
①成長が早い

栽培の仕方にもよりますが、桜の木は成長が早く2年で2m、5年も経てば4mには育ちます。成長し続けると庭だけでなく隣のご自宅や道路にまではみ出してしまい、ご迷惑をかけることになるかもしれません。
②根が広く伸びる

桜の木は根が広く広がりますので、庭に植えるときには建物から5m以上離す必要があります。
③虫が付きやすい

桜の木は、毛虫がとても付きやすいので要注意です。桜が散って葉桜の季節になると、大量の害虫がやってきます。桜の木自体に病害虫が多く、適切な管理が必要になります。桜の大きさが小さければ殺虫剤を散布できますが、大きく成長すると難しくなってきます。
④落ち葉の清掃が大変

桜の花びらは散ると地面一面ピンクになるほど、大量の花びらが落ちます。そして、秋の終わりには、枝についた葉が全部散り枯葉となり、毎年掃除がとても大変になるでしょう。
⑤剪定に注意

桜の剪定の木には専門知識が必要になってきます。桜の木は切ると、切口が腐りやすく剪定が必要な場合は太い枝を避けるようにしましょう。枝を切ったときは、切口へセメントやコールタール等を塗り切口が腐ることを防ぐことができます。
⑥桜の木をお庭に植えると縁起が悪い

桜の木をお庭に植えると縁起が悪いと言われています。
桜の花の美しさは儚さともいえるかと思います。しかし江戸時代までその散っていくことが「物事の終わり」や「死」などと結びつけられ、マイナスのイメージが多く、パット咲いてパット散るので「散る」というネガティブなイメージから、
・戦場に散る(命を落とす)
・受験に散る(不合格になる)
など、不吉なイメージを想起されるので桜の木は避けられてきました。また、植えると家が廃れてしまうと言われています。桜は縦横に大きく成長するため、何かの妨げの元になったり、根を広く深く張る木でもあるので家の基礎部分を壊してしまう可能性もあり本当に家が廃れてしまうかもしれません。

お庭に桜の木を植えない方が良い理由でした。「縁起が悪い」といったことは、信じる信じないは個人の自由かもしれませんが、植えたことによりお手入れが大変であったり、家自体に害が生じてしまう可能性もあるので、慎重に判断してみてくださいね。